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人工知能(AI)について取材をしていると「AGI」という言葉をよく耳にする。
AGI。日本語で「汎用人工知能」とも表現されるそれは、普通のAIではなく〝人間並みの知能〟を持ったAIを指す。
その開発は現実の研究目標であり、最近では「2030年前後」「今後10年以内」といった登場時期の予測が出るほど具体化しつつある。日本でもソフトバンクグループを率いる孫正義さんが「AGIの世界が来る」との未来予想を語り、注目を集めた。
このように話題のAGIだが、いったいどんな技術なのか。そして、何ができるのか。恥ずかしながら私自身、実は具体的なイメージを持っていないことに気がついた。疑問を解消しようと専門家を訪ねると、私たちとAIの関係が大きく変わりそうだという。さらに「人の暴走」を心配する声も。一体どういうことか。
▽進化の鍵は…「記憶」?
そもそもAIとは言葉を理解したり、物事を学んだりする人の知的な活動を、コンピューターを使って再現しようとする技術のことだ。英語で「Artificial Intelligence」とつづり、単語の頭文字からAIと呼ばれる。
これに対してAGIは「Artificial General Intelligence」の略だ。長らく登場の時期は見通せていなかったが、近年の生成AIに代表される急速な技術の進歩を受け、実現の期待が高まっている。