空母「山東」で離陸態勢を取る「殲15(J15)」

 台湾軍は、台湾周辺を飛行する中国軍機の追跡という日常任務に慣れている。数機のときもあれば、それ以上のときもあるが、ほぼ常に存在している。

だからこそ、中国軍機の飛来が2週間近くもぴたりとやんだとき、その静寂は驚きであると同時に、強い当惑も抱かせた。

静寂は12日に破られた。台湾軍によると、過去24時間で人民解放軍(PLA)の航空機5機が台湾海峡周辺で活動し、そのうち数機は同海峡の「中間線」付近を飛行していたという。

アナリストらは今回の停止について、中国の航空活動が停止した期間としては台湾が日々の軍事データを公表し始めて以降で最長だと指摘する。

台湾、日本、南シナ海周辺における中国軍の動きを追跡するオープンデータプラットフォーム「PLAトラッカー」の創設者ベン・ルイス氏はCNNに「台湾国防部(国防省)が2020年にこのデータを公表し始めて以降、その傾向は増加の一途をたどってきた」と指摘する。「そして今のこの小康状態が今日終わったかどうかは定かではないが、非常に大きなパターンの変化を示している」