オーストラリアの株式市場は25日、中東情勢の緊張緩和への期待と予想を下回るインフレ指標を受け、約1年ぶりとなる大幅な上昇を記録した。

S&P/ASX200は 1.85%高の8,534.3、より広範なオールオーディナリーズ指数は 2.03%高の8,745.3 となった。

今回の反発により、2月28日のイラン空爆以降で約3,000億豪ドル失われたとされる時価総額のうち、560億豪ドル以上 が回復した。

インフレ指標は市場予想を下回る

2月の消費者物価指数(CPI)は前年比 3.7%上昇 と、前月から0.1ポイント低下し、市場予想も下回った。 ただし、この数字には戦争開始後のエネルギー価格急騰は反映されていない。

停戦報道が投資家心理を押し上げる

米国がイランに停戦案を提示したとの報道が投資家心理を改善させた。 AP通信は匿名の米政府関係者の話として、15項目の停戦案 がイラン側に送られたと伝えている。テヘラン側はまだ確認していない。

Moomooの市場ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏はAAPに対し、 「市場は米大統領の楽観的な発言を好感し、他のニュースをほぼ無視した。それが相場を支えている」 と述べた。

資源株が大幅反発 金価格上昇も追い風

3週間にわたり売られてきた資源株が最大の上昇セクターとなり、素材セクターは 4%超の上昇 で弱気相場から脱した。

・BHPは 3.3%高の50.12豪ドル ・リオ・ティントは、ボイン製錬所維持のための政府補助金20億豪ドル獲得を受け 1.6%上昇

金価格が 1オンス=4,559米ドル(約6,538豪ドル) に上昇したことで、 ニューモント、エボリューション、ノーザン・スターなどの金鉱株も 最大8.9%上昇 した。