麻疹ウイルス

 東京都は24日、都内で17~20日に新たに確認された麻疹(はしか)の感染事例のうち4件で、それぞれ旅客機内や空港、スーパーなどで不特定多数と接触した可能性があると発表した。今年の累計感染者数は24日で41人となり、昨年1年間の34人を上回っている。

都によると、都外の20歳代男性はタイ・バンコク発の全日本空輸850便に乗り、10日午前5時45分に羽田空港に到着した。その後、第1ターミナル1階到着ロビーと地下1階(午前8時~午後1時頃、同4~8時頃)、第3ターミナル3階出発ロビー(同1~4時頃)で不特定多数と接触した恐れがある。7日に発病し、17日に感染が確認された。

 都内の30歳代男性は、7日午後0時40分成田発韓国・ 仁川インチョン 行きのジンエアー218便に搭乗し、8日午前の同217便で成田空港に戻った。10~16日夜には毎日15分ほど、スーパー「ヨークフーズwithザ・ガーデン自由が丘 新宿富久店」(新宿区)で買い物をした。8日に発病し、18日に感染が判明した。

 都内の20歳代男性は、16日午前8時半~9時40分頃、総合病院厚生中央病院(目黒区)で受診し、本館1階ロビーに滞在した。直近の海外渡航歴はなく、9日に発病し、17日に感染が確定した。

 都内の別の30歳代男性は15日午前10時~午後6時頃、パチンコ店「グランパ中野」(中野区)を利用した。15日夜に発病し、20日に感染が判明した。

 都保健医療局は「現在はこれらの施設や公共交通機関を利用しても感染の恐れはない」とした上で、同じ時間帯の利用者に対し、体調の変化があった場合は医療機関に連絡し、公共交通機関の利用を控え、指示に従って受診するよう呼びかけている。

 4人はいずれも発熱から始まり、数日後に発疹など複数の症状に拡大した。都の担当者は「はしかは発症前日から感染力が生じる。発疹が出ていなくても発熱の時点で感染を疑い、外出を控えるなど注意をしてほしい」と話した。