基山の山頂周辺に咲くオキナグサ

 佐賀県基山町と福岡県筑紫野市の県境にまたがる 基山きざん (404メートル)の山頂周辺が自生地で、絶滅の恐れがあるオキナグサを守ろうと、飲料大手「伊藤園」(東京)と、同社製品を手がける飲料製造会社「TOYO PACK KIYAMA(トウヨウ・パック・キヤマ)」(基山町小倉)は、基山町の「きざんオキナグサ保存会」(冨山茂会長、46人)などとともに保護活動に乗り出すことを決めた。

伊藤園が全国で実践している社会貢献活動の一環として、保存会、町の2者と連携協定を締結。オキナグサの自生環境の保全を目的とした清掃や草刈りへの参加、PR看板の設置といった取り組みを確認した。

 19日に町役場で開かれた締結式で、伊藤園管理本部の新井毅副本部長は「地域の皆さんと取り組む活動は生物多様性や地球環境の保全につながる」、飲料製造会社の楠本洋二社長は「色んな保存活動を展開したい」とあいさつした。

 これに対し、冨山茂会長は「豊かな歴史や自然、素晴らしい眺望が基山の魅力であり、オキナグサは誇り」と強調し、松田一也町長は「今後は大学の研究者を招いて産学官民の連携を実現したい」と話していた。